Twitterでは、ユーザー規約に違反していたり不適切な内容と思われるツイートを、基本的に相手にバレずに運営側に報告することができます。
ただし通報の種類には、
- ツイート、Fleetの通報
- アカウントの通報
- 広告の通報
- DCMA(デジタルミレニアム著作権法)の通報
- DMの通報
の5つがあり、そのうちDCMAの通報とDMの通報は相手にバレる可能性があります。
自分が運営に報告した場合、その報告が妥当でなかったとしても、不利益やペナルティは特にありません。
一方報告された場合は、Twitter側の精密な調査・判断により、様々な強制対応が行われます。
Twitterの報告・通報とは?
Twitterルールに違反していたり、不適切な内容と思われるツイートを見かけた場合、ユーザーがそのツイートの問題を運営側に知らせることを報告・通報といいます。
Twitterは「公共の会話の場の提供と、全ての利用者が安心して参加できること」を目的としており、それを実現・継続するためにユーザー規約の中に「Twitterルール」というものがあります。
Twitterルール(ポリシー)はこちらから確認できます。
Twitterで運営に報告すると、誰が報告したのか相手にバレる?
通報・報告したい!と思った時、「相手にバレるのかどうか?」を心配される方も多いはず。
Twitterの通報の種類は5つあり、その種類によって相手にバレるかどうかが変わってくるので、1つずつ解説していきます。
バレない
ツイート、Fleet、アカウント、広告
バレる
DCMA、DM
1.ツイート、Fleetの通報
Twitterで「通報」と言うと、一般的にツイートの報告・通報をイメージされる方が多いでしょう。
ツイートまたはFleetは、問題を報告・通報しても相手にバレません!
報告する問題の選択肢からもっともあてはまるものを選択し、さらに詳細情報を選んでいくことで簡単にツイートを報告することができます。
報告したアカウント情報の入力や、面倒な記述箇所などもなしです。
2.アカウントの通報
アカウントの報告・通報をしても、相手にバレません!
パスワードなどの情報が漏れてアカウントが乗っ取られたり、スパム(迷惑・繰り返し行為)があった場合に、アカウントの報告を使うことが多いですね。
報告後はそのアカウントに対してミュートやブロックを促されますので、必要に応じてしておきましょう。
3.広告の通報
広告の通報をしても、相手(広告主)にバレません!
問題の内容を選ぶだけで簡単に報告ができ、報告後はその広告が非表示になります。
4.DCMA(デジタルミレニアム著作権法)の通報
DCMAおよび知的財産権に関する通報・報告は、相手にバレます!
DCMA(デジタルミレニアム著作権法)とはDigital Millennium Copyright Actの略称で、Web上にあるデジタルコンテンツの著作権について規定されている、アメリカの法律です。
Twitterのヘルプセンターでは知的財産権に関する問題を報告することができます。
2021年現在は以下のような問題を報告することが可能なようです。
- 商標権の侵害
- 偽造品の問題
- 著作権の侵害
- DCMAに対する異議申し立て
これらの問題を報告する場合は、氏名やメールアドレス、住所等の個人情報を入力する項目があり、報告主の情報は相手に開示されるのでバレるというわけです。
5.DMの通報
DMの通報をしても、相手にバレます!
DMの通報をすると会話していたDMは削除され、通報された相手はこちらにDMを送ることができなくなるため、結果的に「通報されたんだな…」とわかります。
相手からみると、DMに以下のようなメッセージが表示されます。
こちらから再度DMを送るとDMのブロックが解除され、相手はDMの送受信が可能になります。
Twitterで運営に通報するとアカウント削除してくれるのか?どうなるのか?
報告・通報したからといって、すぐにアカウントの永久凍結(削除)になるというわけではないのです。
報告を受けてTwitter運営側の精密な調査・判断の後、様々な強制対応が行われます。
主な流れとしてまず警告レベルの強制対応が行われ、それでも改善されない場合や繰り返す場合にアカウント凍結となるケースが多いようです。
具体的にどのような強制対応があるのか、いくつか紹介します。
画像やプロフィールの編集要請
アカウントの画像(メディア)やプロフィールが不適切だったり違反していると判断された場合、その画像やプロフィールの編集を要請されます。
編集するまでは、その画像やプロフィールは一時的に非公開の状態になります。
ツイートの削除要請
ルール違反のツイートだと判断されると、違反しているツイートに対して削除を要請されます。
削除するまでそのツイートは非表示にされ、新しくツイートすることもできない状態になります。
アカウント所有権の認証要請
匿名性を利用した攻撃的ツイートや嫌がらせ行為、過剰なフォローやいいねが報告されているアカウントに対して、アカウントロックが適応されることがあります。
対象のアカウントを使おうとすると、電話番号やメールアドレス等での認証を要請されます。
認証しない限りアカウントへのログインができない状態になります。
アカウントの凍結・永久凍結(削除)
Twitter側の強制対応の中で最も厳しい対応が、アカウントの永久凍結です。
ルール違反の報告が複数上がっていたり、凍結を繰り返しており改善の余地が見られない場合に適応されます。
凍結の段階ではTwitter側からはどのポリシーに違反したかという情報開示があり、もし違反していない場合は凍結に対して異議申し立てを行うこともできます。
永久凍結されると、そのアカウントに対して操作することも閲覧することも、とにかく何もできない状態になってしまいます。
また新規アカウントの作成もできません。
嫌いな人のTwitterアカウントを凍結させたりbanさせたりできる?凍結させる基準ってある?
こうすれば確実に凍結させられるという方法はありませんが、高確率で凍結に導ける方法はあります。
ブロックで解決できるならブロックしよう
あいつを凍結させたい…(怒)!と思っている方、一度ブロックで解決できないか考えてみてください。
ただ嫌いなアカウントや目障りなアカウントなのであれば、ブロックすることで刺激をシャットアウトすると案外気持ちも静まるものです。
凍結はあくまでTwitterルールに違反しているアカウントに対して行われるべき強制対応なので、嫌がらせや仕返し目的では使用しないように注意してください。
ルール違反のアカウントだけを対象に考えてください。
アカウントを凍結させる方法
アカウントを凍結させるには、凍結させたいアカウントのルール違反の問題をTwitter運営に報告・通報します。
ただし一人が通報したからといって、必ず凍結できるわけではありません。
具体的には以下の3つの方法があります。
1. ルール違反してそうなワードのツイートを検索して報告・通報する
対象のアカウントがこれまで呟いてきたツイートの中から、Twitterルールに違反してそうなワードの入ったツイートを検索して通報します。
これが違法ワードだ!と確実なものは残念ながらわかりませんが、通報が通る可能性の高いワードがいくつかあります。
- 誹謗中傷的なもの
- 自殺、殺害に関するもの
- 違法ドラックに関するもの
- テロや国家に対する攻撃的なもの
- アダルト率高めのもの
上記のようなワードと対象のアカウントの「@アカウント名」で検索します。
『from:@アカウント名 違反ワード』
検索結果で見つかったツイートを報告して完了です。
2. 知的財産権に関する報告・通報をする
知的財産権に関する通報には「著作権侵害」などがあり、その通報が通ればかなりの確率で凍結させることができます。
ただし誤った通報をしてそれが通ってしまっても被害大なので、注意して扱いましょう。
Twitterのヘルプセンターから知的財産権に関する問題を報告して完了です。
3. スパブロをする
スパム報告とブロックを同時に行うスパブロ。
Twitterではよくスパブロを協力し合うためのアカウントを見かけますよね。
あれはスパブロを1人が行っても効果が薄く、すぐに凍結に導くことは難しいからです。
しかしフォロワー数などにもよるようですが、複数人からのスパブロがあれば凍結に導くことも可能なのです。
Twitter凍結の基準はあるのか?
Twitter公式の凍結に関するヘルプセンターでは、以下3つが凍結理由であるとされています。
スパム
…スパム(繰り返す、迷惑行為)または明らかななりすましがある場合
セキュリティが危険な状態にあるアカウント
…乗っ取りやハッキングの疑いのある場合
攻撃的なツイートや行動
…嫌がらせや脅迫行為がある場合
つまり、これらが凍結の基準として明確なものであり、Twitter運営側がそれに当てはまると判断した場合に凍結されるということです。
その他不明確な情報ではありますが、
- あまり使用しておらずフォロワー数の少ないアカウント
- フォロワー数やツイートが多く、発信・影響力のあるアカウント
で比べると、後者の方が凍結されにくいといわれています。
Twitterの運営に通報する回数って上限ある?何回まで報告できる?
報告・通報の回数に上限はなく、何回でも報告できるようです。
ただし、1つのアカウントから同じアカウントへの報告は何度行っても1カウントと捉えられます。
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