ご存知でしたか?X(Twitter)のスペースは終了後も30〜120日はその録音データが保存され、ホストはその期間中、録音データをダウンロードすることができるのです。
全てのスペースは公開されていて、しかもデータもダウンロードできる…
つまり場合によっては証言に使われたり、文字起こしされたり、ネット上に公開され永久に消えることのないデータになる可能性があると言って良いでしょう。
クラブハウスやストーリー機能とはデータの扱いに関して大きく違うみたいだね…
今回はX(Twitter)スペースの危険性やデータの保存・ダウンロードに関して解説していきます。
X(Twitter)スペースは無断で誰かに録音されている!音声データはどこにいつまで保存される?
X(Twitter)のスペース内での全ての会話は録音・保存されています。
Twitterの「データのアーカイブをダウンロード」,興味本位でDLしたらこれまでのSpaceのアーカイブも全部入ってて結構衝撃😇 pic.twitter.com/vyWXUDT0hl
— おだQ 💉 (@OdaQ_DM) October 6, 2021
これって結構衝撃じゃないですか?!
知らない間に録音されてる?盗聴されてるかも?怖い!
スペースに参加していると、一見そのスペース内でのプライベートな会話のように錯覚しますが、実は全てが公開された会話であり録音・保存されているのです。
X(Twitter)ヘルプセンターの説明を確認しよう
Twitterヘルプセンターでは、Twitterスペースについて以下のように説明があります。
どこにいつまで保存されるのか
スペースが終了後、その録音データはX(Twitter)のデータベース上に30日から120日保存されます。
通常は30日間保存され、X(Twitter)ルール違反が確認された場合さらに90日延長して合計120日保存されるということです。
なんのために保存されるのか
X(Twitter)がスペースの録音データを保存する理由は、以下の3つであると書かれています。
- Twitterルール違反の有無を確認する必要がある場合に備えるため
- スペースの作成者が違反への異議申し立てを行えるようにするため
- スペースのコンテンツとデータをアナリティクスと調査のために使用し、サービス向上に役立てるため
つまりスペース内でのX(Twitter)ルール違反に関する確認や、今後のサービス向上のために、スペースの録音データが必要だということです。
X(Twitter)スペースのホストは音声データをダウンロード永久保存できる!その危険性は?
X(Twitter)がスペースのデータを保存している期間中、ホストはそのデータをダウンロードすることができます。
つまりダウンロードさえしてしまえば、そのデータは永久保存することも可能だということです。
スペースを利用する私たちにとって、どんなリスクがあるの?
ユーザー全員がアーカイブを利用できるわけではない
終了したスペースをもう一回聞きたい!参加を逃したスペースを聞きたい!と思ってもホスト以外はその音声データにアクセスすることはできません。(2021年10月現在)
つまりアーカイブ配信のような機能はありません。
ただしホストは終了したスペースの録音データにアクセスできるため、ホストがどこかにアップロードしてしまう可能性はあります。
追記
一部のホストにアーカイブ(録音)機能が利用可能になり、ホスト以外もアーカイブを聞くことができるようになっています。
ホスト以外にも画面収録される可能性がある
ホストだけでなくリスナーを含めた参加者に画面収録される可能性もあります。
Netflixなどでは画面収録やスクリーンショットを撮っても画面が真っ黒になるように、DRM(Digital Rights Management)というデジタルコンテンツの著作権を守る仕組みが使われています。
X(Twitter)スペースに関しては、そのような仕組みは使われていないようです。
またX(Twitter)スペースは、ブラウザから誰にもバレずに参加することもできます。
リスナーに表示されていない”誰か”に聞かれて録音される可能性もあるので注意してください。
録音データが保存・ダウンロードできることによる危険性
録音データが保存・ダウンロードできることにより最も恐ろしいのは、「何に使われるかわからない」ということ。
スペースは公開された会話であることが利用の前提なので、録音データが保存・ダウンロードできること自体は、無断録音でも違法でもありません。
ただし、無断で公開することは別です。無断転載・無断公開は法に触れる可能性がありますので、必ずホストや参加者の許可を得るべきでしょう。
スペースを利用することにより考えられるリスクをいくつかあげてみました。
- 知らずに個人情報を喋ってしまい個人を特定される
- 自分の発言だけを集めて悪用される
- 揉め事が起こった時など証言に使われる
- 音声データを文字起こしされたり転用される
- ネット上にアップロードされ永久に残る
- 自分の発言を誰が聞くことになるかわからない
これだけ見ると結構リスクだらけに感じますよね。
文字で投稿する普通のツイートよりも、音声でやりとりするスペースの方が発言の気軽さはありますが、変わらず自分の発言には責任を持つよう注意が必要です。
実は参加者ゼロじゃない!X(Twitter)スペースでは幽霊リスナーができる
少人数でスペースを利用して会話したり、参加者を待っている間に独り言を言ったりしていると、実は「幽霊リスナー」に聞かれている可能性があります。
え!こわっ
だって参加者ゼロだったじゃん
さっきスペースで独り言いってたの実は聞いてたよ
ぎゃー!!!!
X(Twitter)アカウントなしログインなしで、スペースの直リンクから参加したり、匿名リスニングをオンにして聞いている場合、参加者として表示されずにスペースを聞くことができてしまうので、幽霊リスナーが誕生します。
発信者の皆様はブライベートな個人情報など話さないように気をつけてくださいね!
幽霊リスナーを入らせないようにするには
「幽霊リスナー」は、唯一鍵垢ホストのスペースには入れません。
なので本当にプライベートにスペースを楽しみたい場合は、鍵垢でホストになってスペースを開きましょう。
鍵垢ホストの方法は以下記事で詳しく解説しています。
X(Twitter)スペースに参加する前に気をつけることを確認しよう
X(Twitter)スペースはホスト(主催者)、スピーカー(発言する人)、リスナー(聞くだけの人)の3種類の参加方法で、音声でのやりとりが気軽にできる便利な機能です。
しかし利用する際には、これまでのX(Twitter)ルールはもちろん、自分の発言に責任を持つこと、音声SNSのリスクを理解した上で利用しなければなりません。
スペースは全て公開されているということを理解しているか?
スペースを利用していると一見そのスペース内だけでの会話に感じてしまいますが、誰でもリスナーとして参加することができ、Twitter側も録音データを保存しています。
X(Twitter)ヘルプセンターのスペースに関する説明やプライバシーポリシーに目を通しておくことをお勧めします。
スペースは全て公開されているということを知っておきましょう。
自分の発言に責任は持てるか?
音声という気軽さから、無意識に発言してしまうこともあると思います。
むしろ気軽に会話ができることがスペースのメリットじゃん…
しかし一度した発言は撤回が難しく、後から修正の言葉を述べてもその部分だけ切り取られて使用される可能性があることは知っておきましょう。
責任の持てない発言はしないよう、意識する必要があります。
X(Twitter)ルールに違反していないか?
これを機にX(Twitter)ルールを確認してみることをおすすめします。
X(Twitter)ルールに違反した行為が確認されると、通報されてアカウントが凍結されたり、X(Twitter)が利用できなくなります。
知らないうちに同意している事柄があるかもしれません。
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